スポーツOKな世界へ
昨日は久々にバレーボールの試合を見てました。
ついつい興奮しちゃった。
スポーツっていいよね!
「久々」って書いてますが、これには深ーい意味があります。
見たかったけど見れなかったんです。
モラ夫はスポーツが大っ嫌い。
特に球技。
中でも野球が「超」がつくほど大嫌いみたいです。
リビングでチャンネル変えて野球でも放送してようなもんなら
「野球なんかする奴は頭悪い!」
とTVに向かって怒鳴り散らします。
モラによると、スポーツする人は「3S政策」に洗脳されてバカになるんですと。
『野球なんて戦前から日本にあったよね・・・?』
『あと、映画はしょっちゅう見てるようですけど、それはいいんですか?』
とツッコミどころ満載でしたが、怒鳴り散らされてたら気分悪いので、もちろんチャンネルを変えていました。
なので何年も好きなバレーボールもサッカーも全然見れませんでした。
おかげで子供も球技には苦手意識を持ってしまいました。
無意識に「スポーツはいけないものなのかな」と認識してしまったんだろうなと思います。
ある時は「授業で野球やったけどルールが分からなかった」ってボヤいていました。
足は速いのにもったいないなあ・・・と思いつつも「そっかあ・・・まあそのうち分かるようになるよ」としか答えられませんでした。
昨日はモラと別れてから、初めてバレーボールをTVで見て興奮する私の姿に子供は驚いていました。
子供は私の隣で勉強していたのですが、時々TVにチラチラと目が。
「あれ?バレーボール興味あったっけ?」と聞くと
「だって、なんかついつい見ちゃう」そうです。
良かった!まだこの子は間に合いそう。
そう思いました。
意図してバレーボールを見ていたわけではなく、単に私が見たいから見ていただけだったのですが、いいきっかけになったと思いました。
そうやって「スポーツ=ダメ」の世界から、「バレーボールは楽しそう」「他の球技も面白いかも。できるかも。」に世界を広げていってほしいと思いました。
子供は幸いゲーム好き。
「バレーボールも自分もできるゲームだからねえ。」
と言っておきました。
もしかしたら、子供にも意外なスポーツの才能があるかもしれないし、それで選手として活躍する道に進むかもしれないじゃないですか?
そうはいかなくとも、スポーツの楽しさを知ったら、人生の楽しさも増えるじゃないですか?
TVに向かって怒鳴り散らすモラ夫を見ながら、親のせいで子供の人生の選択肢を狭くしたくないとずっと思っていました。
私は幸いにも興味の範囲は広い方なので、少しでも狭かったモラの世界から子供を連れ出してあげようと思っています。
だって、どこに才能があるかなんて分からないもの。