明るいモラハラ卒業ブログ

モラハラを卒業するために少しでも誰かの助けになればと思います。

人生のモデルコースについて

冬から一瞬春になって梅雨になりましたね・・・。

年々、春が短くなってる気がします。

 

一昔前に比べるとかなり世の中もライフスタイルも変わってきてますが、私が結婚した頃は世間に人生のモデルコースみたいなものが暗黙の了解でありました。

 

高校を卒業したら大学(短大、専門学校)進学、卒業したら就職して25歳までに結婚、30代前半までに出産(子供2~3人)、マイホーム購入→子供たちが独立したら夫婦で余生を過ごすという感じでしたし、みんなそうするのが当たり前でしょ?な世の中でした。

特に適齢期過ぎても結婚できない人は「問題あるんじゃないの」という目で見られる時代でした。

よくよく考えたら必ず25歳までに運命の人と全員が出会うなんてこと自体ありえないですよね。

 

私はまず大学受験で一回失敗して浪人してるのでそこで1回目のコースアウトを経験してます。

卒業式、みんなが解放感と新しい門出に希望でいっぱいの中、一人職員室で先生から予備校のパンフレットもらうためにストーブの前で待っていたら、名門大学に合格した同級生達が入ってきて前で楽しそうにしてたのが辛かったな。

あの時は恥ずかしさと不安で人生真っ暗になった気分でした。

 

でもいざ予備校行ってみたら、同じ仲間いっぱいいるし、講師は個性的で面白いし授業は分かりやすいし、寮は同世代の子ばかりで意外と楽しかったんですよね。

大学生活にはかないませんが、学生生活で一番楽しかったかもしれません。

もちろんプレッシャーは半端なかったし、勉強も必死でしたけど。

講師が結構ぶっ飛んだ豪快な生き方をされてる人が多くて、授業の最初にちょこっとご自身の人生経験を語ってくださる時があったのですが、それが後々の自分にとってとても参考になったりしてます。

案外、女性の講師のほうがいい意味で豪快でした。

保守的にな田舎では聞けないような話だったので今思うと貴重だったな。

 

2回目のコースアウトはもちろん離婚です。

まだモラハラの後遺症は抜けきっていませんが、別居してからどんどん体調も気分もよくなりました。
夜中寝ていて蹴られることもなく朝まで眠れるし、どこで座ってもどこで寝転んでも文句言われないし、晩御飯が焼き魚でも文句言われないし・・・って普通の人からしたら当たり前の生活ですが、断然結婚してた時より気楽です。

 

今思うと、一般モデルコースで生きてた方が格段に辛かったです。

意外とコースアウトしたほうが楽しかったりしてます。

私には一般的なモデルコースは合わなかったようです(笑)

 

離婚してからの人生設計ってモデルコースがないんですよね。

もうここからはその人それぞれって感じがします。

今、正直ビジョンが全くありません。

別の言い方をすれば「自由」

でもそれもいいかなーと思ってます。

 

今思えば、子供の頃に親に叩き込まれた人生のモデルコースは絶対嫌だったし、就職試験の面接でもやたら将来設計も世間一般のモデルコース前提ありきで聞いてくるので無難な回答をするしかありませんでしたがものすごく嫌でした。

 

今は就職の面接でプライベートなことまで立ち入って聞かれないと思いますが、当時はそれはもうズケズケと失礼なことを言われるし聞かれました。

ニコニコしつつも「今この就職試験ですら合格なのか分からないのに、そんな何十年も先の事なんか分かるかー!」って心の中で絶叫してました(笑)

当時、上から目線で好き勝手聞いて来てたあのおじさん達も、今こんなに価値観が変わるとは思ってなかったでしょうね。

まあ、幸いそういう会社とはご縁がありませんでしたが、今思うと入らなくて良かったなーって思います。

 

ちょっと話がそれましたが、世間の描いた理想の人生なんて「こういう生き方が一般的」っていう単なるパターンの一つにすぎません。

合う人と合わない人がいるし、違っても恥じることはない。

他人とは一味違う人生の方が実は自分にとっては幸せだってこともあるんだってことを2回のコースアウトで知りました。

 

人生って本当はその人それぞれ。オリジナルで当たり前なんです。